久六島
大森グループの礎の象徴とも言える
能代港から65kmにある島の灯台
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事業概要
1958年(昭和33年)から2年間の工事期間を経て完成。1959年(昭和34年)10月20日点灯開始。海面から灯火までの高さ20.3m。蓄電池式で1年間作動する。太陽光により点灯/消灯する完全自動化方式。
2023年3月、老朽化に伴い建て替え着手、7月完成。 -
- 事業名
- 久六島灯台 建替工事
- 所在地
- 青森県西津軽郡深浦町久六島
- 竣工年数
- 2023年7月
- 仕様
- 太陽光蓄電池式(1年)、完全自動化方式
- 灯台標高
- 約20m(海面から灯火まで)
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FOR SDGs.
大森グループの取り組みは
SDGsへ貢献しています
施工当時、
難航を極めるとされた
悪条件の中でも
困難から目を逸らさず
技術革新を重ね、
成功へ導いた。
この灯台は、
常に目の前の物事と
真っ向対峙し
成長を続けてきた、
大森グループの
礎の象徴と言える。
事業について
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海へ出る人々の道標
久六島は秋田と青森の県境あたり、能代港から65kmのところにある無人岩礁群の上に立つ灯台である。1959年から海へ出る人々の道標として役目を果たしてきたが、老朽化に伴い第二管区海上保安本部が2022年3月に発注し再び大森建設が手掛けた。
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またしても立ちはだかる環境の壁
クレーンを備えた大型クレーン(550t吊)起重機船「第七大福号」で灯台を解体、運搬、新設作業を行う。過去のデータから上陸可能な日は年間28日しかなく、目まぐるしく変化する天候をにらみながらの作業だった。解体や設置には、起重機船と交通船2隻で総勢40名が携わる。能代港から65km離れた久六島まで航行するのに約6時間かかるため、早朝の作業開始に合わせ未明に出港し夕方に帰還していた。
今もこれからも心の標として
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大森建設だから成せる技
プロジェクトの工事管理部長である菊池は「非常に過酷な工事でどこでもやれるものではない。やれたとしても敬遠する工事だろう」と語っていた。
しかし、その誰もが手を挙げなかったであろう高難易度の工事を、大森建設はやり遂げてみせたのだ。大役をになった大福号の名前は、創業者・故大森福治に由来する。現代表取締役である大森三四郎は「難工事だった久六島灯台は、何事にも挑戦し成し遂げる大森の象徴であり、今も社員の心に灯し続けている」と語った。
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