風力発電事業
「新たな風をつくる」
カーボンニュートラルを秋田から
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事業概要
大森建設を主体とする秋田県内9社と能代市が出資する特別目的会社(SPC)である「風の松原自然エネルギー株式会社」による、東北電力への全量売電を目的とした事業。2022年、経済産業省の「地域共生型再生可能エネルギー事業顕彰」の顕彰事業に採択された。
【進行事業】
・能代山本広域風力発電事業:工事進行中
・能代船沢風力発電事業:概要 計画中 -
- 事業名
- 風の松原風力発電所
- 所在地
- 秋田県能代市河戸川付近(北・南地区)
- 事業費用
- 設備投資160億円、金融調達182億円
- 総発電量
- 39,100kW(2,300kW×17基)
- 工事期間
- 2015年:基礎/送電線
2016年:風車施工 - 運転期間
- 2016年12月〜2036年11月(20年間)
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FOR SDGs.
大森グループの取り組みは
SDGsへ貢献しています
秋田県沿岸に聳え立ち並ぶ
風力発電の風車の群れ。
私たちの生活の今を
そしてこれからを支える
重要な役割を担っている。
大森グループもまた、
これらの国家規模の
風力発電プロジェクトを担い、
人々の生活のために
日々奮闘しているのである。
事業について
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経産省に評価された取り組み
事業者×地域の連携推進能代市沿岸にある「風の松原風力発電所」は、SDGs の達成に向けて、開発事業者と地域の連携による持続可能な地域づくりを推進している。
都市やまちの再開発、農山漁村での再生可能エネルギー事業について、地域の魅力向上や地域経済の活性化を目指し、地域の課題解決に取り組んでいる事例として、経済産業省の「地域共生型再生可能エネルギー事業顕彰」として事業顕彰を受けた。- 取り組みにおける効果
- 地元業者と能代市による事業のため、地域主導の活性化が期待できる。
(事業推進・建設工事・メンテナンス構想など)
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安定した電力供給を目指して
風車には「風によって電力出力が変化する」という弱点がある。より安定した電気供給ができるよう、出力変動緩和制御システムとして国内最大級の「大型蓄電池」を設置。この蓄電池は風力発電用途で設置しており、能代木材工業団地にある。風車の自立運転を可能にする独立電源システムを構築しているため、災害時も稼働できる。
- 取り組みにおける効果
- 蓄電池による変動緩和制御によって、災害時に災害時に蓄電池から防災拠点へ高品質な電気供給を行える。また、風車の自立運転を可能にし、2週間以上の供給を行える。
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災害協定で地域を守る
災害などによる有事には、電気自動車用急速充電器から能代市所有の電気自動車やスマートフォンなどの情報端末へ電気供給を行うこととした、能代市・風の松原自然エネルギー株式会社・大森建設株式会社での三者災害協定を締結している。
全国・海外からの視察の受け入れや、地元高校生を対象とした見学説明会を開催。地域の子どもたちのエネルギーや環境への意識を育てるためのイベントを企画するなどの市民へ向けた広報活動も行っている。- 取り組みにおける効果
- 一部に市民ファンド方式を取り入れて利益を還元し、市民意識の高揚を図る。
風力発電事業の展望
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風のエネルギーで人も地球も守る
独立電源として稼働させることができる点を活かし、将来的には防災拠点の増設や専用線での電力供給ができる可能性がある。加えて、環境省の連携事業に加わり、脱炭素化の先駆けとして注目されている「水素」の製造・利用のために風力発電の電気を供給して共同実施を既に行っている。
国内初の大規模洋上風力発電
秋田県能代市にある能代港では、国内初の大規模洋上風量発電施設が稼働している。このプロジェクトの維持管理の最前線を担うのが大森建設だ。
歴史と技術、そして地域と人々と共に”総合力”を武器に成長してきた地元の建設企業が、また新たな分野で活躍している。
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総合力を活かせる分野へ
このプロジェクトの運用・保守には、大森建設をはじめとした地元秋田の建設会社が多く携わっている。運行や基礎部メンテナンスを請け負う企業も、大森建設が代表企業を努めている。実際、港湾建設などの海洋土木工事を長年手がけているほか、洋上風力の建設工事では県外の大規模企業の下請けとして基礎から試験まで一式の工事を請け負うなどの実績がある。
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地元に根ざした企業だから
秋田洋上風力発電の計画が動き出した10年ほど前。当時は社内で慎重な意見もあったものの「洋上風力は、大森建設が培ってきた”総合力”を活かせる分野」という考えのもと、参入を決めた。
事業参入のため、揚重能力550トンのクレーンを搭載した多機能型重機船(第七大福号)や輸送船の建造など、出資もいとわない積極性を発揮している。
洋上風力×地元企業の未来
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「事業運営を地元企業で」
洋上風力発電事業に乗り出したことで、大森建設は日本中から注目された。洋上風力発電に関わりたいと埼玉県から大卒社員となった人材がいるという話は、2023年の春のこと。ここでも可能性の広がりが垣間見えていると言えるだろう。
これまでの経験を活かし、今後動くであろう洋上風力の工事も積極的に受していく方針。「いずれは地元企業で事業運営をできるようにしたい」と考えている。
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